Vol.1 アメリカンマッスルカーの魅力

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石橋秀樹 Vol.1 なぜアメリカンマッスルに惹きつけられたか?(前編)

とっかかりは多分、無意識に観ていた映画とかドラマだったと思う。

でも観ていたときは別にクルマありきで観ていた訳じゃない。でも惹かれた理由は純粋にまぁカタチでしょうね。世代的にはスーパーカー世代だったので、クルマとしてはフェラーリやポルシェのほうが遙かにいいものという気がしていたし、カッコもスピードに直結しているカタチというと本来はそちらのほうだと思うんです。でも、なんでしょうね。(アメリカンマッスル)に惹かれていったのは、(映画やドラマからの)一種の刷り込みだったんでしょうかね。意識して求めなくても、そういうものが溢れていましたから、僕たちの小さな時というのは......、だから無意識のうちにボクのなかでカッコいいものになっていたんだと思うんですね。
あとはやっぱりアメリカの模型だとか、ダイキャストよりは模型が、普通に近所の文房具屋さんだったりオモチャ屋さんで買えましたから。だから身近なものだったというのが一番影響していると思うんですね。最初はこだわって、好きだったわけではなかったと思うのですけれどもね、とっかかりは。
でも段々免許を取ってクルマを買おうという立場になってくると見方が変わってくるわけです。よりリアルになってきますから、そこでどうかといった時に(アメリカンマッスルが浮上してくるわけです)。ボクらのときはまだまだ安かったですからね。本当はちょうど並行輸入車が増えてきた頃だったので、むしろCALルックのワーゲンが、一番欲しかったんです。60年代とか50年代のカタチのもので、本当にきれいに塗られていて車高が落ちていてなんていうスタイルですよね。ワーゲンなんていうのは小さいときからさんざん見ていて、それこそ中古車屋さんでも数十万円で売っているクルマという認識だったのに、なんでCALルックというのはこんなにカッコいいんだろうと思ったんです。でもCALルックは並行輸入だったんで新車として3年車検が付いてという条件ではあったんですけれど、金額にすると250万円だったりとか......、二十歳そこそこにはちょっとハードルが高い乗り物だったのは確かです。
そんなときにいまみんなが憧れるようなマッスルカーというのが、そう60年代から70年代のクルマが状態はともかくとして、それこそ50万円から100万円で、しかもまぁまぁ選べましたからね。そんななかでボクはカマロを買ったのが最初で すね。で、実際マッスルカーというものの魅力というのは、乗ったことで、体感したことでと言ったらいいのかな、速いクルマというのはいろいろあるんでしょうけれども、映画で観ていたとおりのデタラメな走りが出来ちゃうわけですよ。やっぱ、そこでしょうね。いまでもそこは変わらないでしょうけれども。例えばGT-Rでもいいしポルシェでもいいんですけれども、同じ速いと感じるものにも味わいは大分違うと思うのですが、大排気量のアメリカンV8のトルクみたいな、まぁ、他に変わるものは多分ないでしょうね。やっぱり、そこに尽きるんじゃないですか。

 今、アメリカはもちろんですが、ヨーロッパとか他の国なんかでも(アメリカンマッスルは)随分再認識されていますけれども、それというのは多分、新車時の状態、そのまんまの状態でもパワー だったりポテンシャルといった部分で言うと、現代のクルマとひけを取らないというか、それ以上というところが、魅力なんじゃないかと思うんですよね。やっぱりそれぐらい凄かった。だって、小学 校のときに憧れていたスーパーカー、カウンタックだなんだと言ったて375馬力、それがなんということはない箱型のマッスルカーと呼ばれているクルマでは400馬力だなんて言うのはいくらでもあったわけで、そういうことはそのときは知らなかったんでしょうね。そこで同じ馬力イコールじゃないですけれども、やっぱり(凄いのは)トルクでしょうね。アメリカンV8はやっぱりトルクでしょうね。それってやっぱり乗らないと分からないでしょうから......食べ物で言ったら味見しないと分からないですからね。そこがやっぱり一番なんでしょうね。それがカジュアルに付き合える。
それだけの条件を満たしているというのも(プラスポイント)じゃないでしょうかね。やっぱり神経を使わないでも乗れますし、皆さんが思っているほどお金が掛からずに実は乗れたりするんで、そこが(魅力)じゃないでしょうかね。
実際に僕自身も普通に日常使用してますし、いざドラッグレースで遊んでみても、普通に走ってい て速いと言われるクルマよりも速く走ることが出来てるわけですから、そこは一番でしょうね。

NEXT更新予定>>Vol.2 なぜアメリカンマッスルに惹きつけられたか?(後編)

PROFILE>>
石橋秀樹(いしばし ひでき)
イグナイトマガジン代表

初めてのマイカーに1973年カマロを購入!
乗った瞬間グレートV8に完全KO!
以後アメ車伝道師となる。ミニカーにも詳しく、
自らホビーショップ
HOTWIRE Direct Collectionを主宰。

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